日記2011年7月14日 木曜日
故障事例⑨ BH5レガシィ
平成13年 BH5 レガシィ
エンジン始動不能のときがある
です。
詳しく聞くと、朝1番や長時間エンジンをかけていないと、かからないと思うほどかかりが悪い。かかってしまうと絶好調。走行中の不調もなし。
ディーラーの点検結果は原因不明。
コンピューター診断機での診断結果は故障コードなしで、異常なし。
当社で預かって、次の朝・・・
この症状を確認出来ました。お客様の説明通りの症状です。
セルを回し続けること約10秒・・・
普通にかかります。その後は正常で、1度エンジンを止めて再始動は1秒くらいで1発でかかります。
その日は絶好調で夜も1発でかかり、なぜかかりが悪いのか点検する事が出来ませんでした。
って事で、次の日の朝・・・
またしても同じ症状が出ました。かかってしまうと点検が出来ないので、チャンスは約10秒間のかからない間に何が起きているか。 です。
今回の不調の場合で考えたことは、
エンジン始動時の燃圧不足、エンジン始動時の初爆の制御系、スロットルボディの汚れ、水温センサーの不調、エンジンオイルの粘度不足による始動時の圧縮不足。
最後の2つはいろんな意味で可能性は低いけど、一応は考えて。
点検結果は極簡単なところに。
単純に火が飛んでませんでした。
ということで、初爆を制御しているものの不調ですね。
カム角センサーを交換して、次の日の点検結果は・・・・・
Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
あら? 初爆の制御はクランク角センサーだったかな・・・?(汗)
って事で記憶力の乏しくなってしまった36歳男子はクランク角センサーを取り替えることに・・・
次の日。
絶好調(笑)
はい、めでたく納車になりました。
が、
2週間後、
再び入庫!?
お客様曰く、同じ症状がでたと・・・
また、この不可思議な不調を明日から点検していきます・・・
では